戸建用免震システム 清水建設が価格半減
(日経産業2005.8.25より抜粋)
清水建設は戸建て住宅向けに免震システムを開発した。揺れを吸収し、建物に伝わりにくくする機能を併せ持つ鉄製の部材を独自に製品化。同社の従来システムに比べ使用する部材の種類と数を少なくして価格(取り付け費を除く)を200万円と半減した。全国の住宅メーカーや工務店向けに子会社を通じて11月をメドに発売する。
免震システムは建物と基礎の間に揺れを伝わりにくくする「支承材」や揺れを吸収する「減衰材」を設置。倒壊や室内の家具の転倒などを防ぐ。清水建設は支承材と減衰材の機能を併せ持つ「すべり支承材」を開発。下部には特殊樹脂をはめ込み、基礎の上に置いた鉄板の表面をすべりながら建物に揺れを伝わりにくくする。
一階部分の建築面積が66m2の住宅ですべり支承材を16個、建物を元の位置に戻す「復元材」を3個使ってシステムを構築。震度5弱から作動する。木造、鉄骨、プレハブなど様々な住宅に導入できるという。従来システムでは、同規模の住宅に対し、内部に入ったべアリングが動いて揺れを伝わりにくく支承材を20個、減衰材を4本、復元材を3個、建物を元の位置に戻すモーターを2個使用していた。震度2から作動、価格は400万円だった。
すべり支承材は個別の支承材や減衰材に比べて抵抗が大きく、震度2など小さな揺れには作動しなくなる。ただ、部材の種類で2つ、点数で10減ることで価格が半減する。(中略)
このほかに改良した支承材を使用したシステム(震度2から稼働、価格は300万円)と、改良した減衰材を使用したシステム(震度4から稼働、価格は250万円)も同時に開発した。住宅メーカーや工務店を通じ3タイプあわせて初年度100戸に導入を目指す。
| 免震システムの構成と価格 |
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構 成 |
有効震度 |
価 格 |
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支 承 材 |
減 衰 材 |
復元材 |
復帰装置 |
| 現 状 |
ベアリング |
オイルダンパー |
ゴム |
電動モータ |
2程度から作動 |
400万円 |
| Aタイプ |
ベアリング。耐荷重性を改良 |
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ゴム |
電動モータ |
2程度から作動 |
300万円 |
| Bタイプ |
ベアリング。耐荷重性を改良 |
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ゴム |
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4程度から作動 |
250万円 |
| Cタイプ |
すべり支承材 |
ゴム |
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5弱程度から作動 |
200万円 |
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| (注)1階の建築面積が66m2の住宅の場合。価格は取り付け費を除く |
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